小・中規模ゴスペル・グループがいい

中規模ゴスペルグループ 教室・コミュニティ活用法

小さくても強いこだわりを持った教室でありたい

昔はサティマイも200人近いメンバーが所属し、ゼップ難波や中之島中央公会堂のような大きなステージの上は「イナバ物置」のようにギュウギュウ詰めで人がひしめき合っていました。

まあそれも大人数のマス・クワイアとしての醍醐味ですので、ステージは感動ものなのですが、うちの場合はオフィスが小さいので人数が多くなるにつれ弊害も増えました。

頑張って気を付けていても管理上のミスが起こったり、人間関係の小さな歪みに気付けなくて最終的には大きな事件に発展したりして、何人もが嫌な思いをしてグループを去らなければいけなくなりました。そういうことを何度か経験したのちに結論として、一つのグループは多くても70人くらいまで。一つの大きなグループでいろんなことをやるのではなく、小さなこだわりのコンセプトを持つ小規模グループを何個も作ろうと決めました。

メンバーの居場所がはっきりするグループでありたい

結果としては「断然こっちのほうがいいです」。メンバー1人ひとりの顔、声だけでなく「その人の良い所」を把握したうえで、グループの中での役割や居場所を提案できます。これは大人数ではまったく無理でした。

前のブログに書いた「喜びの共有」という部分に関しても、小・中規模の団体の方が実感できました。

たぶん僕のリーダーとしての資質が「大規模グループ」ではなく「小・中規模グループ」に向いているんでしょうね。コロナ禍以降のグループ活動は本当に心から楽しいと感じています。

大人数がストレスな人のためのローカルな居場所として

以前、あるメンバーの方からこんな声をいただきました。

「仕事で毎日大手企業を相手に仕事をしているから、仕事が終わった後のプライベートな習い事は身近な気の合う仲間とこじんまりやりたいんです。だから先生あんまりここを流行らさないでくださいね(笑)」

その人も東京の名の通った大会社の社員さんで、通っている本社ビルだけでも1000人以上の従業員がいるんだそうです。昭和の時代に勉強を頑張って努力した結果なので後悔はしていないけど、もう一度学生時代に戻ってやり直せたとしたら僕はもっと小さなコミュニティを選ぶと思うと言っておられました。

僕も一時期、常に多くの人を相手に仕事をしていましたが、本当に疲れてしまい嫌気がさしました。とにかく向いてない。

同じような思いを持った仲間を集めて好きな音楽を全力でやる!でもこだわりの数はいっぱいあるし、好きなジャンルもいっぱい。それをひとつのグループで全部やるのは無理!だからその分小さなグループを作ります!それがいいんです。

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