歌うことによって得られる幸福感

1. ストレス軽減の軽減

カラオケに行ったり、シャワーの中で大声で歌ったりすると、日常のストレスや疲れが解消され、リフレッシュされることがありますよね。歌を歌うことで、心の中にたまった疲れやストレスがすっきりと消える感覚を経験したことはありませんか？それは、歌うことによって脳が分泌する「幸福ホルモン」とも言われるエンドルフィンのおかげなんです。エンドルフィンは私たちの心をリラックスさせ、幸せな気持ちにしてくれる効果があります。

2. 自己表現の手段

歌は私たちの感情や思いを表現する素晴らしい手段です。悲しい時や嬉しい時、怒っている時など、それぞれの感情に合わせた歌を選ぶことで、言葉に詰まってしまう人でも自分の気持ちを素直に表現することができます。また、自分の気持ちや体験を元にオリジナルの歌詞を書いて歌うこともできるでしょう。それは自分の心の中を整理する手助けにもなります。自己表現を通じて自分自身を理解し、他者と共有することは非常に価値のある経験です。

3. 科学的に根拠があった！健康へのよい影響

「歌を歌うことは健康にもいい」とはよく言われていますよね。「カラオケで歌うとすっきりする」というのが単なる感覚ではなく科学的な実験でも証明されているとしたらどうでしょう。

「歌う行為はストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを下げる」ことが証明されています。コルチゾールとは副腎皮質から分泌されるホルモンで、ストレスを感じると体内に放出され、ストレスから身体を守ってくれる役割を果たします。本来、身体をストレスから守るために分泌されるのですが、高いストレスや長時間のストレスによって過剰に分泌され続けると、不眠の原因や血糖値の上昇につながってしまうこともあります。

先程の研究結果によると好きな歌を歌うと唾液の量が増え、コルチゾールが減り、気分が明るくなったそうです。驚くのは「歌が好きでなかった人にも同じような効果があった」ということです。（”参考：日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO09390020Q6A111C1000000/”）

歌唱はまた、呼吸を深くすることで心肺機能を改善します。深い呼吸は、より多くの酸素を肺に取り込み、全身への酸素供給を促進することにより、エネルギーレベルの向上に繋がります。心肺機能の向上は、日常生活での持久力や活動量の増加にも影響を及ぼします。

さらに、歌うことは免疫系を強化する可能性があることが研究で示されています。歌唱によるポジティブな感情の高まりは、免疫機能を高める抗体のレベルを上げることに関連しているのです。

これらの科学的な証拠は、歌が単に楽しむための活動だけでなく、心身の健康を促進する有効な手段であることを示しています。ですから、定期的に歌うことを生活の一部とすることは、健康的なライフスタイルを維持するのに役立ちます。